シン・仮面ライダーを初めて見たよ

シン・仮面ライダー

初めて見た自分の暴力に息を震わせながら戦う本郷がめちゃよかった
浜辺美波が美少女過ぎてビビる一文字くんが出てからパッと明るくなった
なんで急にお兄さん戦だけモタモタしはじめるの…
元気アピールの為にバク宙するシーンと食事中に襲われていそいそと食器片付けるシーンがお気に入り

庵野の指示真に受けずに反論するスタッフが足りなかった

どんよりした序盤から定期的にちょっとシュールなコミカルさも挟まってるのいいよね
ショッカーの面々がシリアスなのになんかのほほんとしてるというか

最後は泥臭い戦いさせたかったからああなっただけ
つまり演出だよ

見た感想が石ノ森作品の記憶全部頭の中から消した状態で見たかったな…だった
面白いけど知識あればあるほど面白いの方向がギャグになる!

1号の足が折れてヒロインも退場して2号が味方として登場はだいぶ悪ノリ入ってると思う

とにかく2+1号のマスク受領からの一連のエンディングがね…最高なんすよ
心スッキリだ

ラストバトルは本郷とイチローのセリフの方がメインだから…
もたもたバトルもまぁ…俺は必死感あって嫌いじゃないよ

殺し合いを楽しみましょぉ~~! アハハハハ!
飽和攻撃には勝てなかったよ…

バク宙するコミュ障いいよね…

足折れたときはさすがにちょっと劇場で笑いそうになってしまったな…

コウモリの羽ばたきはそうなるのはまぁ正しいんだけども…!ってなった

アイ I イチロー
ジェイ J ジロー
ケイ K ロボット刑事K
は映画館出たあと気付いて助かった…見てる最中だったら絶対笑い止められなかった

TV放送版の総集編みたいな映画だなと思った

池松壮亮別の映画でバリバリにアクションやってるから出来ないって訳ではないと思うんだけどな…

池松くんはそうなんだけど本郷という人は誰かを殴ったことも無いような心優しい青年だから

人間らしくない戦いをした最初から人間臭い戦い方の最後になるという対比の意図はわかる
初見の時はいきなりモタモタしてビックリしたが

色んな本郷と一文字がいるけど二人の関係性で外してくる作品がないのは凄いと思う

First Nextの一文字もいいよね

最初はグロいしそれに怯える描写があるのに後半が平成すぎる

序盤のゴア描写から「全編こんな感じなのかな?」と思ったらクモオーグとのバトルでもうその手の描写が消えるからマジであれは何だったんだ感

元のライダーも序盤は血しぶきがビシャーとか変なカメラアングルとかあったからそのイメージがクモ戦なんだと思う

一文字が平成2号の美味しい所の匂いすぎる
こいつが来てからいつものライダーだこれ!

やっぱ強ぇぜ…ショッカー怪人の毒!

ラストに関しては石ノ森漫画版のあのシーンそう使うか~って感心したな

ここで終わったら完璧に綺麗じゃんってシーンを引用してくれたので完璧に綺麗なラストになっててやっぱそうしてくるよな~と思った

そうだろうなとは思ってたけど立花と瀧の名前出たのが嬉しかった

(いつもの役者A)
(いつもの役者B)
すぎて初見では名前が何なのかという疑問に思い至ってすらなかった俺は馬鹿だよ

実際原典でも一文字が登場してからいわゆるヒーロー活劇色になってくからそれも作り手のオタク出てる所だと思う

大量のプラーナにモノ言わせた必殺攻撃とか出せなくなるまでプラーナを吐かせる(自分達はそれにとにかく耐える)っていう作戦なので
最後に根性しか残ってない状態でゼエゼエ言いながら取っ組み合いをするしかないのだ
そして俺はそれがもう本当に好きだ

人を捨てた境地に至ってしまった怪人が
プラーナを使い切る

マスク破壊
というプロセスを経て生身で取っ組み合いになってようやく本音をぶつけ合えるようになるって流れが大事だと思うから俺もモタモタバトルはあれ以外無いと思ってる

逆に原作知識ないと楽しめないだろこれ

死ぬ時の演出序盤からしっかり見せてるからルリ子含め救いのない死があるのがとても好き

泡になる無常感いいよね

マスク周辺の音はズバットなんだなって最近気づいたぜ!

オーグ戦ごとになんか映像の空気感も変わるので話の区切りごとにOPEDついたバージョンが本当にしっくり来るんですよ
ブルーレイ買おーぜ!

1号対2号でなんか同じようなシーン繰り返すのは完全に良くないところ出てたとは思う

なんでここがこうなってるかっつったら監督が悪いオタクだから…ってところは多いが
自分も悪いオタクなのでくぅ~コレコレ!ってなるんです…

超人的で派手なバトルは直前のバイクでやってるしね
画面が…画面が暗い…!

ファーストバトル路線でもっと見たかった

竹野内豊が立花のおやっさんポジション…じゃなくて立花のおやっさんじゃねぇか!

ジャンル違うけど逆シャアでファンネル→撃ち合い→白兵戦→殴り合いを経てようやくシャアとアムロがしがらみを捨てて本音で舌戦できるようになる奴と同じメゾットだよね

大好きな作品だけどあのシーンが…と言われたらそうだね…となる大好きな作品

正直アクションシーンに関しては全体的にカット割りが激しすぎて見ずらいのと見得を切る様な印象的なシーンも洞窟の暗い見辛いシーンだから総じてバットマンビギンズみたいなんだよねこの映画のアクション

いいところとよくないところがごちゃ混ぜだ